キャベツ高騰は2月も続く…中国産の輸入量激増、庶民が国産を買えなくなる「最悪シナリオ」

公開日: 更新日:

■生産者は異常気象に対応できず

 国産キャベツの供給量が回復すれば、高騰は収束し、中国産キャベツの輸入量も元に戻るとみられている。しかし、近年は異常気象が「日常化」しているため、はたして、この先「安定供給」できるのか不安視する声も出ている。

「温暖化の影響を考慮し、苗を植える時期をずらすなど対策をしています。ただ、異常気象が年々激しさを増し、これまでのやり方が通用しないことが増えてきたように思う。対策が追いついていないのです」(キャベツの生産関係者)

 異常気象の影響が続けば、“一時しのぎ”だった外国産野菜が定着することもあり得る。そうなった時には、高値の国産キャベツは庶民の手には届かぬ高根の花になってしまう、なんてこともあるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 物価が上がり続けるなか、年金制度改革が焦点のひとつとなっている今国会。厚労省は基礎年金(国民年金)の底上げ案について自民党内でも慎重論は根強いが、就職氷河期世代はガチで死活問題だ。●関連記事『【もっと読む】就職氷河期世代を襲う「年金3割減」の恐怖…政府放置で「楽しい日本」は「絶望の日本」まっしぐら』で詳報している。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲