「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

公開日: 更新日:

 元タレントの中居正広女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」。“天皇”と称される日枝久取締役相談役の去就に焦点が当たっているが、東京都の“女帝”こと小池知事にも火の粉が飛んでいる。「日枝案件」といわれる小池知事肝いりの「巨大噴水」に重大問題が浮上しているのだ。

  ◇  ◇  ◇

 巨大噴水とは、フジテレビ本社近くのお台場海浜公園(港区)の水域に整備される「ODAIBAファウンテン(仮称)」のことで、幅250メートル、噴水の高さは150メートルという世界最大級の規模を誇るもの。整備費は約26億円。要望したのは、お台場地域の複数業者からなる「一般社団法人 東京臨海副都心まちづくり協議会」。日枝氏が理事長を務めていることから、この巨大噴水も「日枝案件」と見られている。

 実はこの噴水、“汚水”をまき散らす恐れがあることが分かった。噴水が設置されるお台場海浜公園といえば、2021年に実施された東京五輪のトライアスロン会場となったが、国際競技団体が定める基準値を超える大腸菌が検出。テスト大会に参加した選手から「トイレのような臭いがする」との声が上がったいわくつきの場所である。

 地域政党「自由を守る会」の三戸安弥都議の調べによると、都は23年度に毎月1回、お台場の水域における大腸菌数を測定。5月と8月の大腸菌数が突出しており、それぞれ100ミリリットル当たり3200個と2万7000個だった。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々