コメ高騰「それでも食べたい!」夫婦2人で年4万3200円の負担増をどう捻出すればいいのか

公開日: 更新日:

 年間給与4000万円超の石破首相が17日の衆院予算委で、コメの高騰について「倍とは言いませんが、5割は上がったという実感は持っております」と口にして、《おいおい、スーパー行ったことねえだろ?》などとネット民のヒンシュクを買っていた。

 実際、農水省は翌18日に、2月3~9日の1週間にスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が前年同期比で89.7%高い3829円だったと発表。おおよそ5キロ2000円だったのが、1800円も値上がりしたといったところか。

「政府が備蓄米21万トンを放出しても、どこまで値下げ効果があるのか、疑問視する専門家は少なくない。歯止めがかかると信じたいですけど」(流通業界関係者)

 都内の大手メーカーに勤務する50代後半のAさんは、すでに子供が独立して夫婦2人暮らし

「ウチは夫婦揃ってコメ好きなんで、1日平均で2合って感じです。毎月5キロのコメを2袋買っているように思います」とAさん。

 5キロは約33合……今まで通りコメを食べようとすれば、1800円×2×12=年4万3200円の負担増だ。一般の家計には厳しい金額だろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘