コメ高騰「それでも食べたい!」夫婦2人で年4万3200円の負担増をどう捻出すればいいのか

公開日: 更新日:

「コメをたらふく食べるなんて、もうぜいたくなんですかね」とAさんはため息をつく。

 先週、民放のある情報番組が、コメ高騰を乗り切る工夫として、魚料理や野菜料理をおかずにすると、「子どものコメがあまり進まないことを発見」などと紹介、SNSで物議を醸していた。
《ディストピア過ぎる…涙 そんな事よりも子どもたちの為に少しくらい政府や自民党を批判してくれよ…涙》というもっともな意見や、《子どもにはお腹いっぱい食べさせてあげたい》という切実な親心も。

「維持費がかかる車を手放すとか、思い切った固定費のカットができればいいですが、現実には国産米を輸入米にしたり、形が不揃いの規格外の野菜を安く買ったり。ポイ活に励み、本は図書館、髪を切るのだって数カ月に1回。涙ぐましい努力で切り詰めているわけです」(生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏)

 そこからコメの負担増分を捻出するのは、もはや至難の業か。

「コメに限らず、日本の魚もまず韓国に売って、そこからさらに高く買ってくれる中国の富裕層に流れていたりする。国産モノはすべて、日本の庶民の口には入らなくなるかもしれません」(前出の流通業界関係者)

 コメ、食わせろ!

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり