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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

慶応幼稚舎のようなユニーク人材輩出を目指しながら早実初等部が“偏差値重視”に向かった理由

公開日: 更新日:

 こう振り返るのは早実初等部の創設にかかわった早稲田大の元教授。だが、お手本にした幼稚舎は早実初等部が開校する前年の01年度入試からペーパーテストを取り止めている。「幼稚舎に追随するのはみっともない」という早稲田の意地もあったが、そのままペーパーテストを続けたのはもうひとつ理由がある。

「コネ入学のウワサが絶えない幼稚舎のようなことがうちでは起こらないようにと、細心の注意を払ってきた。ペーパーテスト以外の試験はどうしても現場でテスターを務める人間の主観が入りやすい。数値化できるものが必要だった」(元教授)

 どこを選ぶにしても、年長の子どもを抱える家庭ではお受験の本番モードに突入している。

  ◇  ◇  ◇

 慶応幼稚舎と早実初等部のお受験の動向が気になる方は■関連記事もあわせてお目通しください。

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