「大阪万博の夏」がタフ過ぎる! 長蛇の列、強烈な日差し…“灼熱の我慢比べ”はもう始まっていた
順番待ちの間は、まるで灼熱地獄の様相で、とにかく汗がダラダラ。所々に日よけのパラソルなどが設置されているが、とても十分な数とはいえない。会場はもともと日陰が少ない人工島。男性を含め多くの来場者が日傘を差していたが、そうでもしなけりゃとても耐えられない暑さだ。
■帰りも蒸し風呂状態
日が暮れた後も、油断禁物。午後9時にパビリオンが閉館すると、帰路に就く来場者が東ゲートに集中し、地下鉄夢洲駅は大混雑する。東ゲートを出てから電車に乗るに至るまで20分以上もかかり、常に大勢に囲まれるため、蒸し暑くてサウナのような状態だった。
確かに“激混み”を味わえたが、それでも来場者数(関係者含む)は、21日が17.1万人、22日が14.4万人。万博協会が想定するピーク時の1日来場者数22.7万人には及ばない。協会によると、駆け込み需要のある8月のお盆以降は、大混雑が予想される。さらに気温も湿度も上がる夏本番に多くの来場者が詰めかけるとは、想像するだけでも恐ろしい。
(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)