国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪
iPhoneへの搭載で勘違い
資格確認書の有効期限は最大5年。ところが、大企業の従業員らが加入する健康保険組合で構成される健康保険組合連合会(健保連)は資格確認書の一斉送付の事務負担軽減を理由に、有効期限5年ではなく、2025年度末までの短期間の資格確認書の送付を検討中。しかも、現行の保険証のようなカード型ではなく、A4サイズだという。
有効期限が5年よりも短く、カード型ですらない紙ペラが送られてきても、被保険者は困惑するだけだ。そもそも事務負担の軽減につながるのかどうか。
マイナカード機能が6月からiPhoneに搭載され始めたことも、混乱に拍車をかけそうだ。
「6月からiPhoneに搭載されたが、スマホ保険証が使えるようになるのは9月から。早くも勘違いしてスマホだけを持ってくる患者さんがいます。スマホ保険証には、マイナカードを読み取るカードリーダーとは別の専用機器が必要です。対応済みの医療機関とそうでないところが出てくると考えられます」(医療関係者)
現行の保険証の廃止を推し進めた河野太郎氏の罪は重い。
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