神戸女性刺殺事件で話題に…オートロック「共連れ」は防げるのか? 4人に1人以上が経験

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 パナソニックが5月に発表したマンション暮らしに関する防犯意識調査によると、オートロックのエントランスを開錠した際、不審な人が一緒に入ってくる共連れに遭ったことが「ある」と回答したのは26.6%、4人に1人以上だった。生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏がこう言う。

「高級分譲マンションになると、顔認証とか、エントランスと各階の二重オートロックになっていたりしますが、一般的なマンションでは、私もそうですが、周囲やエントランスに誰もいないことを確かめてから入りますし、誰かいたら〈お先にどうぞ〉と譲って待ちます。エレベーターも1人でしか乗らない。宅配便を装った不審者かもしれませんし、住民同士で目を光らせるしかないというのが現状では」

 マンション管理会社マネジャーはこう話す。

「全戸で30戸未満ぐらいの小規模マンションの方が徹底しやすいですが、たとえ顔見知りの住民同士でも共連れ禁止にしているマンションもある。大企業のビルだって駅の改札のように入館IDで1人ずつ入るわけで、エントランスで鉢合わせしても、それぞれに開錠して入ることに決めている。外部の人が共連れで入ろうとしても〈ウチは禁止なので〉と制止しやすいというわけです」

 犯罪者もわざわざ警戒が厳重なところは狙わないか。

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