「とんかつ専門店」が大ブーム!原材料高でも大手チェーン続々参入、海外でも勝てる“独自性”に熱視線

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 このところ大手外食チェーンの参入が著しいのが、とんかつ専門店だ。5月に「厚切りとんかつ 厚とん」をオープンしたのが、串カツ田中ホールディングス。山形県産「庄内豚」や鹿児島県産「黒豚」など素材にこだわった厚切りのとんかつ定食を2750~3960円(税込み)という強気な価格で提供。

「銘柄豚やコメ、油など厳選した素材を使用し、職人が揚げたようなうまさが特長の高価格帯店は、価格に対して品質に納得している人が少なくないのが定着している理由でしょう。私も先日3000円台のとんかつ定食を食べてきましたが、満足感が高いので、『入らなければよかった』と後悔することはありませんでした。たまにぜいたくする店として選ばれている印象です」(消費経済アナリスト・渡辺広明氏)

「厚とん」の場合、ごはんにとんかつ、パクチーや温玉をのせてアレンジするなど飽きさせない食べ方も提案。

 さらに「焼肉きんぐ」運営の物語コーポレーションも「熟成肉とんかつロース堂」を2月にオープンしている。主力のロースかつ定食は1199円(税込み)でごはん、キャベツがおかわり無料だ。

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