「自分はまだまだイケる」と思い込んでいないか? やはりアップデートしないと…
「昔取った杵柄」--若い頃に身につけた技術や腕前が、年を重ねても衰えずに残っていること。餅つきのときに使う杵の握る部分(柄)に由来し、過去に習得した技術が体に染み込んでいるということ。
多くのシニアは年を取っても「自分はまだまだイケる」と思い込んでいる。だから、前述のように、逆に年老いた母親に教わるような事態にも陥る。常に脳みそはアップデートしなければならない。
「負けたからヤメられない。今夜は徹夜だ!」
そんな無謀なことはやってはいけない。老人は体がついていけない。昔、味わった午前4時のハイテンション。何でも面白く感じられる時間。一種の陶酔状態。もう、そんな経験はしなくていい。その後の3日間が台無しだ。
一晩の徹夜と3日間の回復時間──どちらが重要なのか。お金に換算したら、それこそ大損である。
「リーチ!」
勢いに任せて宣言したが、本当にリーチがかかっているのは、自分のカラダである。完全に無理が利かなくなっている。