中山競馬場フードコートに前代未聞の出店!ライバル紙の東スポ食堂を辛口採点してみた
1975年10月に創刊した「日刊ゲンダイ」。皆さんのおかげでもうすぐ50周年を迎えるが、そんな本紙よりひと足早く発刊したのがライバルの東京スポーツ。その東スポの友人記者から「先日、中山競馬場に食堂を出したんですよ」という耳よりのニュースが! 東スポだから“ガセ”の可能性はあるが、これは実際に足を運んでみなくちゃいけない。
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東スポが自前の食堂を出した。新聞社が外食産業に進出とは前代未聞だが、メディアにもかかわらず不動産業で食べているところに比べたらずっと好感が持てる。
9月6日に東スポが飲食第1号店を出したのは、JRA中山競馬場の地下1階、北フードコートの一角。立地的には申し分ない。
この中山競馬場には計52店舗のレストラン・売店がひしめき合っており、中には「CoCo壱番屋」「吉野家」「銀だこ(ハイボール酒場)」などディープインパクト級のメジャー飲食店もある。この強豪揃いに新人の東スポ食堂は対抗できるのか?
ライバル紙とはいえ、そこは応援したい気持ちもあり、先週末に中山競馬場に行ってみた。
足を運ぶ前は「閑散としていたらどうしよう……」という不安もあったが、杞憂だった。目の前に広がる光景は他店も驚く“長蛇の列”。訪れたのが午後2時すぎだったにもかかわらず、最後尾の看板を持った店員さんのところに並ぶと「10分待ち」の表示。お隣のサントリーの店舗が比較的すいていたので、こちらの東スポ食堂の繁盛ぶりが目立つ。
フードコート内で東スポ以上に行列ができていたのは、中山競馬場で約60年営業を続ける古参の「翠松楼」ぐらい。ただ、東スポが他と違っていたのは記念撮影するお客が多いこと。おなじみの青色のロゴマークは競馬ファンに浸透しているようだ。