「人生を楽しむ終活」調査でトップに…令和版“独身貴族”最後の娯楽が「恋愛」という背景
ただ枯れゆくのみというシニアはさらに減っていくのだろう。40歳以上の恋活・婚活マッチングアプリ「ラス恋」の「終活と恋愛・健康」に関する意識調査(1日発表)の結果が、ちょっと話題になっていた。
40~80代の1926人のうち、97.5%が「人生を楽しむ終活」を実践中で、実際に取り組んでいることのトップは「恋愛・パートナー探し」の79.8%。旅行や趣味を上回る結果になった。
老いてますます盛ん。結構なことだが、ある結婚情報会社マネジャーは「当然といえば当然なんです」とこう続ける。
「リア充たちを横目に、20代、30代は仕事中心で生きてきた。経済的に余裕ができて独身の友人たちとそこそこリッチな旅行をして、グルメも楽しんだ。趣味にお金も使えるけど、もうさほど刺激を感じない。気がつけば40代、50代。唯一経験が少ない、残された新鮮な“娯楽”が恋愛という中高年のシングルは大勢いるわけです」
令和版の“独身貴族”といったところか。
国勢調査によると、生涯未婚率(50~54歳の未婚率)は、男性は1990年の4.4%から2020年には24.2%に、女性も4.1%から15.2%に上昇している。