結婚相談所でも増えている?熟年結婚と婚活60代の実情
離婚や再婚が当たり前の時代になって、「熟年結婚」というワードがドラマや雑誌などで聞かれるようになり、60代以上の婚活にも需要が出てきました。しかし、入籍まで至るケースは非常に少ないのが現実です。
私たちの相談所は20代~30代が中心のため、60代の方が多くいらっしゃるわけではありません。仮に来られたとしても、マッチングが難しく成婚に至るのはなかなか厳しい。特に50代以上になると再婚や初婚であっても課題が多く、財産の問題や子どもの反対、また世間体など、この世代の婚活や結婚のハードルは高くなる傾向があります。
■60代以上のカップルでも男性は10歳以上下の女性を選ぶ傾向
ただし、成婚例がゼロというわけではありません。たとえば66歳の女性と75歳の男性、70歳の男性と54歳の女性、また60代同士のカップルもありました。ちなみに60代同士というのは非常に少なく、この世代でもほとんどは男性が10歳近く年上の年齢差のある組み合わせです。基本的に男性は何歳になっても年下を求める傾向が強く、この世代の女性はむしろ「同世代で安心できるパートナー」を探す人が多い傾向にあります。