「神経締め」基本の5つ徹底チェック 魚の伝道師・上田勝彦氏が実況中継
ワイヤを刺すのは十分に血抜きしてから
上田さんは放血させている間に竿を持ち直し、1匹釣っている。その1匹を生かす用のバケツに放したところで、血抜きした1匹を取り上げて血抜き完了を確認すると、ワイヤを取り出した。神経締めだ。
「眉間の穴からワイヤを入れ、尾の先まで通して自律神経を破壊するのが神経締めで、死後硬直の時間を遅らせるのが目的です。なるべく魚の神経の太さに合わせたワイヤがベター。神経がしっかりと破壊されると、食べるときの身の色が透き通ってきます。それが神経締めをうまくできた証しです」
ネット上では、釣ってすぐ生きた状態の魚の眉間にワイヤを刺し、バタバタしながら締められる動画もよく見かける。あれは間違いだ。「魚に血が残るのでおいしくありません」という。

















