安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由
これは裁判が始まる前に、検察官と弁護人、そして裁判官が集まって、「この裁判では何を争うのか」「どの証拠を使うのか」といったことを徹底的に整理する手続きです。会社でプロジェクトを始める前にキックオフミーティングをするのと似ていますね。
なぜこんなことをするかというと、裁判員は普通の会社員や主婦、自営業者といった一般市民です。何カ月も裁判所に通い続けるなんて、現実的に無理ですよね。だから裁判員裁判では、数日から数週間という短期集中型で審理を進めることが前提になっています。
このような注目度の高い裁判をきっかけに、こうした仕組みを理解しておくことは、決して無駄ではありません。もしかしたら明日、あなた自身に裁判員としての呼び出し状が届くかもしれないのですから。