リチウムイオン電池を愛犬が噛んで発火! 米ノースカロライナ州で起きた意外な事故の顛末
日本でも相次いでいるリチウムイオン電池に絡む発火事故。
米国では、飼い犬が室内に放置されていたリチウムイオン電池搭載機器に噛みついたところ損傷し、発火する事故が起きた。幸いボヤで収まったが、SNSやニュースサイトで話題を呼んでいる。
意外な事故が起きたのは13日、ノースカロライナ州チャペルヒル消防局の消防士デビッド・サッサーさんの自宅。家族全員が外出中、愛犬のラブラドルレトリバーの「コールトン」がラグの上でデバイスに噛みついて遊んでいたところ、電池が損傷して熱暴走を起こし火を噴いたのだ。
火はラグに燃え移ったが、デビッドさんが自宅のセキュリティーアプリから緊急アラートを受け、大急ぎで帰宅したところ、ほぼ自然鎮火していた。コールトンも無事だった。
チャペルヒル消防局はすぐにフェイスブックに、室内カメラに録画された機器が煙を噴き出した後、激しく発火する動画を公開したところ、瞬く間に拡散。写真は動画のひとコマだ。
「犬のイタズラで火災が起きる危険性」という死角が明らかになり、リチウムイオン電池搭載の機器の適切な充電や、保管の重要性に改めて注目が集まっている。