「罪の棲家」矢樹純著

公開日: 更新日:

「罪の棲家」矢樹純著

 学校から帰宅後、遊びに出かけた小4の娘・彩が門限を過ぎても帰宅しない。シングルマザーの「私」は彩の友人らの家に電話をかけるが、誰も今日は一緒に遊んでいないという。半年前、裏山で拉致され、傷つけられた少女の遺体が見つかるという事件があり、気が気ではない。警察にも捜索願を提出。手掛かりを求めて私物を調べると日記帳が見つかる。そこには学校でいじめを受けていたことが記されていた。

 マスコミの報道合戦が過熱するが、進展がないまま6日が過ぎたその日、彩が保護される。犯人の隙をついて逃げたといい、すぐに犯人も逮捕される。犯人の供述を聞いた私は、彩の日記に書かれていた一文を思い出し、ある疑惑を抱く。(「裏山」)

 さまざまな世代の女性が抱える秘密を描く短編ミステリー集。

(朝日新聞出版 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  2. 2

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 3

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  4. 4

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  5. 5

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  1. 6

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 9

    高市早苗がナチス礼賛本に推薦文…「♪盟友ナチス♪」の高須克弥を持ち上げた安倍晋三にも共通する体質

  5. 10

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務