「罪の棲家」矢樹純著

公開日: 更新日:

「罪の棲家」矢樹純著

 学校から帰宅後、遊びに出かけた小4の娘・彩が門限を過ぎても帰宅しない。シングルマザーの「私」は彩の友人らの家に電話をかけるが、誰も今日は一緒に遊んでいないという。半年前、裏山で拉致され、傷つけられた少女の遺体が見つかるという事件があり、気が気ではない。警察にも捜索願を提出。手掛かりを求めて私物を調べると日記帳が見つかる。そこには学校でいじめを受けていたことが記されていた。

 マスコミの報道合戦が過熱するが、進展がないまま6日が過ぎたその日、彩が保護される。犯人の隙をついて逃げたといい、すぐに犯人も逮捕される。犯人の供述を聞いた私は、彩の日記に書かれていた一文を思い出し、ある疑惑を抱く。(「裏山」)

 さまざまな世代の女性が抱える秘密を描く短編ミステリー集。

(朝日新聞出版 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」