蚊を物理的に駆除する自律型ドローンを仏スタートアップ企業が発表し話題
蚊は人類の最大の脅威のひとつで、世界保健機関(WHO)によると、マラリアやデング熱など蚊の媒介による感染症で毎年70万人以上が死亡している。そんな中、仏スタートアップ企業「トルニョール」が、殺虫剤を使わずに蚊を物理的に駆除する超小型の自律型ドローンを発表して、注目を集めている。
DSP(デジタル信号処理)と制御理論に基づくアルゴリズムで制御されたドローンは重量わずか40グラム。超音波ソナーと位相配列アンテナで蚊の羽の振動音を分析し種別や性別を識別する。
標的はメスだけ。オスは吸血行動をしないからだ。近距離でメスの蚊を検知すると高速で接近。プロペラに巻き込んで物理的に粉砕する(写真=同社の公式サイトから)。
衝突防止センサーを搭載しているので人間やペットにはぶつからない。ユーザーはスマホのアプリでパトロール区域を設定するだけで、ドローンは発進基地で自律的に充電して駆除活動を行う。開発者によると駆除のコストは殺虫剤使用の場合の100分の1で、低所得国での大規模展開が期待されている。
トルニョールはラボ環境でのテストを成功裏に進め、フィールドテストの準備中だ。今月8日に発表されたばかりだが、早くも「公衆衛生のゲームチェンジャーになる可能性がある」と話題になっている。
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