蚊を物理的に駆除する自律型ドローンを仏スタートアップ企業が発表し話題

公開日: 更新日:

 蚊は人類の最大の脅威のひとつで、世界保健機関(WHO)によると、マラリアやデング熱など蚊の媒介による感染症で毎年70万人以上が死亡している。そんな中、仏スタートアップ企業「トルニョール」が、殺虫剤を使わずに蚊を物理的に駆除する超小型の自律型ドローンを発表して、注目を集めている。

 DSP(デジタル信号処理)と制御理論に基づくアルゴリズムで制御されたドローンは重量わずか40グラム。超音波ソナーと位相配列アンテナで蚊の羽の振動音を分析し種別や性別を識別する。

 標的はメスだけ。オスは吸血行動をしないからだ。近距離でメスの蚊を検知すると高速で接近。プロペラに巻き込んで物理的に粉砕する(写真=同社の公式サイトから)。

 衝突防止センサーを搭載しているので人間やペットにはぶつからない。ユーザーはスマホのアプリでパトロール区域を設定するだけで、ドローンは発進基地で自律的に充電して駆除活動を行う。開発者によると駆除のコストは殺虫剤使用の場合の100分の1で、低所得国での大規模展開が期待されている。

 トルニョールはラボ環境でのテストを成功裏に進め、フィールドテストの準備中だ。今月8日に発表されたばかりだが、早くも「公衆衛生のゲームチェンジャーになる可能性がある」と話題になっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る