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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(33)住宅ローンは無理のない返済でハッピー! 困ったらまずは銀行に相談を

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 ただ、支払総額は変わりませんので、先送りして払うことになり、かえって利息が増え総額が増えるデメリットがあります。

■フラット35は6割が60代以上

 また、フラット35(最長35年、固定金利)の契約をしている人は、10年前は30代以下の層が多かったのが、今は40代から60代以上の中高年が約6割を占めています。

 45歳で契約すると80歳に完済となる計算になります。これだけでも驚くのに、さらに、フラット50(最長50年、固定金利)も普及しているというから驚きます。25年4~9月の申請件数は前年同期比4倍に増加しています。期間が長くなるほど毎月の返済額が減り、借入額も増えますが、利息が膨らみますので返済総額が増えます。

 中高年からの契約となれば、もちろん70代以降も返済が続くことになるので、年金生活で、定年後の仕事があるかわからないし、病気もしやすくなり破綻のリスクは高くなります。

 さらに金利が上がると返済が滞りやすくなり競売物件や破綻が増える懸念が高まります。

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