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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(32)お金をかけない筋力アップでハッピー! 認知症の予防にも

公開日: 更新日:

 私は筋トレ(筋力トレーニング)は嫌いです。スポーツジムで、キツそうにバーベルを上げている男性をみると、何が楽しいんだろうと……。

 それよりもみんなでエアロビクスやヨガをしているほうが、80年代のディスコ(みんなで同じ踊りをする)のような一体感があって楽しいのにと思っていました。

 しかし、運動不足になりがちな冬が近づき、そしてどんどんお腹の脂肪は増えるばかり。筋肉は30歳ごろから年に1%ずつ減り、70歳で5割に減少するといいます。逆に、90歳になっても運動し続ければ、ちゃんと筋肉が維持できるそうです。

 それに筋肉維持すると認知症に効果も……。九州大チームによると認知症の前段階と診断された65歳以上の3割が、筋肉が維持されていれば5年後に正常に戻ったそうです。 一方、デンマークにあるコペンハーゲン大学の研究調査では、入院などで2週間運動しないと筋肉が元に戻るのに4倍の時間、高齢者は筋肉の4分の1を失うそうです。

 高齢者は特に筋肉が大事。幸福度にも好影響です。筋肉から分泌されるマイオカインが注目で、ホルモン分泌による幸福度も上げることがわかっています。うつやストレスの解消など、メンタルヘルスなどにも注目されています。

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