動物園で推し探し パンチ君だけじゃない!かわいさたっぷり希少動物図鑑(前編)

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オカピ(絶滅危惧種)神奈川・よこはま動物園ズーラシア

 1999年、日本で初めてオカピを公開したのが「よこはま動物園」だ。「世界の希少動物の展示」を掲げていたことから、日本で飼育されていなかったこの動物に白羽の矢が立った。本来、熱帯雨林で単独生活をするため警戒心が強く、野生で見るのは難しい。

 飼育では温度・湿度管理が重要で、特に冬場は湿度60%以上に維持することが課題になる。加湿器や送風機、床材の工夫で対応する。担当飼育員は「蹄のケアも重要で、日頃から体に触れて健康管理につなげています。個体との信頼関係も欠かせません」と話す。

 繁殖では相性や同居のタイミングを慎重に見極め、行動や糞のホルモン分析から排卵期を判断。繁殖に適した時期に同居させているという。

 シマウマに似ているがキリン科で、約40センチの長い舌や皮膚に覆われた角(オシコーン)、一度のみこんだ食べ物を胃から再び口中に戻してかむ反芻行為がキリンと共通する。好物はビワの葉で、乾草1.5~2キロ、木の葉、ペレット約2キロなどを食べ、季節により青草も与える。角はオスのみで、鳴き声はほとんど出さない。

 人気は2024年生まれのフラハ(メス)。母ララと暮らし、親子で競い合いながら木の葉を食べる姿が愛らしく、「人見知りだけど好奇心旺盛で、自ら近づく一面もあります」(担当飼育員)。

 観察のポイントは木の葉を食べるシーン。舌の長さや器用さがよく分かる。毎日行われている「飼育員のとっておきタイム」というガイドも見どころだ。

「屋外展示では肢(あし)とお尻にある縞模様が草木の中に紛れ込んでカムフラージュの役割をしているのが分かります」(担当飼育員)

 親子で過ごす時間は限られている。フラハの成長とともに変化していく親子関係も注目だ。

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