芸能人の「1日1食」を真似してもいい? 医師が教える“食事回数”の正解と落とし穴
タモリ(80)にGACKT(52)、高橋一生(45)や柴崎コウ(44)など、数々の芸能人が告白している「1日1回」の食事法。東京都保健医療局は「1日3食をきちんと食べること」を推奨しているが、なかには3食は多すぎると提言する有識者も確かに存在する。食べない時間を長く作り、内臓を休ませる方が健康にも美容にもいいというのが彼らの主張だ。
SNS上でも芸能人の1食生活に《ストイックな生活してるんだな。無駄がない》《食べ過ぎると老けるって言うよね》と賛同する意見から、《芸能人を参考にするのはやめた方がいい》《絶対に1日3食を食べるべき》という否定的な声まで見られる。
果たしてどちらが正解なのか。消化器や肝臓を専門とする土屋杏平医師(土屋クリニック院長)に聞いた。
■「1日1食」生活は現実的でない
まず、芸能人の「1日1食」発言自体に土屋医師は懐疑的だ。
「1食で1日分の栄養を賄うのは現実的ではありません。体重60キロの人であれば最低でも1400から1800キロカロリー程度は必要で、それを1食で摂るのは身体への負担が大きい。人前に出る仕事である芸能人であれば身体作りも必要となり、例えばGACKTさんのように引き締まった筋肉を保ちながら、1食で栄養を補完するのは難易度が高いと思われます」
その場合はプロテインやサプリメントを摂取するなど、食事以外で栄養を補っているケースが考えられるという。
短期間のダイエット目的であれば、蓄積された脂肪をカロリーとして燃やせるため、摂取カロリーを減らすという意味で1食生活に一定の意味はある。しかし長期的に見ると、栄養素が少なくなることで筋肉が落ち、基礎代謝も下がり、自然に消費される分も減ってしまう。その結果、より痩せにくい体になってしまうため、合理的な痩せ方とは言えない。
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