クールビズで過熱、“スネハラ”なる造語も爆誕…「ハーパンvsミニスカ」の不毛な論争
確かに女性のファッションでも、目のやり場に困るミニスカートや露出度の高いノースリーブなどが指摘されることもあるが、おじさんの半ズボンのように圧倒的な批判を浴びることはない。
明大講師の関修氏(心理学)がこう分析する。
「一昔前は、女性は男性からファッションに対し『不快』とは異なるものの、『性的』な目で見られ、セクハラ発言を受けてきた歴史があります。当時、職場でも女性は男性に支配される立場でしたから、反論はもちろんのこと、男性のファッションを指摘することなどできませんでした。ただ、コンプライアンスが強化された現在、男性からのセクハラ発言は急激に減っています。逆に立場が強くなった女性が、不快感を口にできる時代になっています」
もっとも、ハラスメントに性差はない。男性が「半ズボンは不快」と指摘されて傷ついたら、女性側のセクハラが認められる。
「職場のルールに沿って、半ズボンをはいた男性がすね毛の処理を強制されるいわれはない。身体的な問題ですから、冗談でも繰り返し言われて、産業医などに心身の不調を訴えればハラスメントとして認定されるでしょう。しかし、まだ男性の多くが、自身に対するセクハラ行為があっても訴えるのをちゅうちょしているのが現状です。女性も男性も積極的にハラスメントを主張する時代になれば、この手の不毛な論争自体がなくなるでしょう」(関修氏)
とはいえ、すでに議論になっている手前、半ズボンで出かけるにはハードルが高そうだ。
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