バブル景気絶頂前、リーマンショック前、そして現在…データが示す「中学受験熱」時代と変わる価値観

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 過去40年間の推移を振り返ると、中学受験の波はこれまでにもありました。1回目のピークはバブル景気絶頂期の1991年(5万1000名)、2回目のピークはリーマンショック前の2007年(5万500名)でした。

 しかし、近年の受験者数はこれら過去2回のピーク時を上回る規模となっています。過去最多となった23年の5万2600名、24年の5万2400名、25年の5万2300名に続き、26年は過去40年間で4番目の多さとなりました。ここで特筆すべきは、年々少子化が進み、小学校の卒業生数が減少しているにもかかわらず、5万2千人台という大規模な受験者数を維持している点です。

 これだけ多くの小学生がチャレンジしている事実は、小学生の保護者が持つ「変わらぬ高い中学受験熱」と、今年も続いた「中学受験ブーム」を如実に反映していると言えるでしょう。

■熱狂の背景にあるもの

 では、なぜここまで中学受験が過熱しているのでしょうか。25年間、数え切れないほどの家庭と面談を重ねてきた私の経験から言えるのは、保護者が抱く「先行き不透明な社会に対する危機感」と「多様な教育環境への渇望」です。現在、社会構造そのものが激変し、大学入試改革なども進んでいます。そんな中、保護者の方々は「自ら問いを立てる力」や「豊かな人間性」を育んでくれる私学独自のカリキュラムに大きな価値を見出しています。

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