二木啓孝
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二木啓孝

1949年生まれ。鹿児島県出身。明大中退。日刊現代ニュース編集部長を経て、日本BS放送取締役・解説委員。

ゲスト青木理さん<中>メディアの相互批判はいいが「国賊」は言ってはならない

公開日:  更新日:

二木 メディアの在り方について著書で批判されていますね。

青木 最近強く思うのは、僕らの世界で当たり前だと思っていたことが、軒並み当たり前ではないようにされてしまった。とくに今回の朝日問題です。メディアの相互批判はいいけど、“国賊”だとか“国益を損ねる”とは言わないでしょう。僕らの仕事は常に国益を損ねるわけですから。安倍政権を批判すれば、短期的には損ねるかもしれない。社会の問題点を書けば日本の恥をさらすことになる。しかし、長期的にはそうした報道によって問題を顕在化させ、改善していくわけです。それがメディアの役割です。

二木 朝日問題でいうと、「吉田調書」の対応も問題ですね。

青木 見出しがオーバーランしているということで「吉田調書」そのものが取り消されてしまうなんて、どう考えてもおかしい。それに対してメディアもその周辺も誰も文句を言わない。こんなこともありました。私は新聞労連のジャーナリズム大賞の選考委員をしているのですが、特別賞を「吉田調書」報道にしたのです。書き方にはいろいろ議論があるけれども、調書を入手して明るみに出したのは間違いなく一番のスクープです。そこで全会一致で決めたのです。

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