殺人罪で勾留中の女が性的関係なく妊娠…米フロリダ州の刑務所で起きた“奇跡”の真相
米フロリダ州でパートナーを射殺した女の裁判に注目が集まっている。事件自体もだが、女が収監中に物理的接触なしで妊娠・出産したからだ。
殺人罪で起訴されたのは同州ホームステッドに住んでいたデイジー・リンク被告(30=写真はマイアミ・デイド郡矯正局の公式サイトから)。
2022年6月25日、自宅近くの路地裏で交際相手のペドロ・ヒメネスさんを背後から銃で撃って殺害。弁護側はヒメネスさんから暴行などのDV被害を受けており、銃撃は正当防衛だったと主張している。
一方、リンクは収監中に妊娠・出産。父親は殺人罪で起訴され、同じ刑務所に収監されていたジョアン・デパズ被告で、驚きなのは2人に性的関係はもちろん、面会などの物理的接触が一切なかったこと。
「奇跡の妊娠」はどうして起きたのか?
2人は隣同士の監房に収監され空調換気口を通じて妊娠を計画。デパズはラップに包んだ精子をリンクの独房へ数回送り、リンクは膣錠を膣内に挿入する医療用アプリケーターを使って自己受精した。リンクは昨年6月に娘を出産。子供は現在、デパズの母親が育てている。
射殺事件の裁判が今年10月8日に始まり、改めてこの事件が報じられ、SNSなどで「自衛か殺人か、複雑すぎる」「妊娠の方法が衝撃」などと論議が起きている。