15歳の少年が無免許運転し人身事故で4人死亡、運転を許可した父親に有罪…米フロリダ州で異例の判決
2年ほど前、米フロリダ州で15歳の少年が車を無免許で運転した挙げ句、4人が死亡する人身事故を起こした。先日、少年の父親が運転を許可したとして、過失致死罪で有罪判決を受けた。親の責任が問われる異例の判決として全米の注目を集めている。
有罪判決を受けたのはリチャード・ファーガソン被告(68)。2023年9月3日、ポインシアナで、無免許運転をしていたファーガソンの息子が時速約130キロの猛スピードで暴走し、停止標識を無視して別の車に正面衝突した。その結果、相手の車に乗っていた家族5人のうち4人が死亡する悲劇となった。
少年と同乗していた未成年の仲間3人は軽傷を負っただけで命に別条はなかった。事故後の警察による事情聴取で仲間たちが全員、「父親が息子に運転を許可した」と証言したため、ファーガソンは4件の過失致死罪などで逮捕され、起訴された。オセオラ郡裁判所で裁判が行われ、10月28日に有罪判決が下された。量刑の言い渡しはまだだが、終身刑の可能性がある。
息子はすでに過失運転致死罪で少年院に収容されており、19歳まで拘置された後、2年間の保護観察が付く司法取引に応じている。



















