現金残高がチョボチョボの利用者は“放ったらかし”になる

公開日: 更新日:

 銀行員がAIに取って代わられていくことで、最も割を食うことになるのが利用者だ。AIは人間と違う。かゆいところに手が届くサービスは期待できない。利用者側が相応の知識を持って能動的に働きかけなければ、最大限の力を引き出すことは難しいだろう。金融の仕組みやサービスに詳しくない利用者は、通り一遍の対応しかしてもらえず、放ったらかしになるわけだ。

  ◇  ◇  ◇

 三井住友フィナンシャルグループ元会長で現在は名誉顧問を務めている奥正之氏は、会員制ウェブメディア「クーリエ・ジャポン」で、ジャーナリストの田原総一朗氏にこう話している。

〈お客様がフィンテック、インターネットを操って、支店に行かないですむか、というと、そうでもありません。実は日本で今、個人金融資産の68%を持っているのは60歳以上なのです。こういう方々は、スマホを操るのではなく、たとえば杖をついてでも銀行店舗にお越しになる。それに個人資産の運用業務は、相談窓口の行員がお客様の希望を聞いて、いろいろ話し合って決めるわけで機械にはできません〉

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍自民が恐れ、大メディアが無視する山本太郎の破壊力

  2. 2

    安倍首相「韓国叩き」大誤算…関連株下落で日本孤立の一途

  3. 3

    自閉症児が飛行機で一人旅…隣席の男性の親切に全米が共感

  4. 4

    脳腫瘍の男児への贈り物と知らず 盗んだ女2人組の涙の謝罪

  5. 5

    96年11.5差逆転された広島OB 巨人の独走止めるヒント伝授

  6. 6

    東北は依然苦戦…安倍首相「応援演説」激戦区は13勝14敗も

  7. 7

    ジャニー氏死去で数々の噂 KinKi“解散秒読み”報道は本当か

  8. 8

    チーム内から不満噴出…日ハム栗山監督「長期政権」の弊害

  9. 9

    高年俸の根尾らに食事驕る 広島小園はハングリーが原動力

  10. 10

    東京五輪陸上「日本は世界の笑いモノに」元陸連幹部が警鐘

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る