現金残高がチョボチョボの利用者は“放ったらかし”になる

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 銀行員がAIに取って代わられていくことで、最も割を食うことになるのが利用者だ。AIは人間と違う。かゆいところに手が届くサービスは期待できない。利用者側が相応の知識を持って能動的に働きかけなければ、最大限の力を引き出すことは難しいだろう。金融の仕組みやサービスに詳しくない利用者は、通り一遍の対応しかしてもらえず、放ったらかしになるわけだ。

  ◇  ◇  ◇

 三井住友フィナンシャルグループ元会長で現在は名誉顧問を務めている奥正之氏は、会員制ウェブメディア「クーリエ・ジャポン」で、ジャーナリストの田原総一朗氏にこう話している。

〈お客様がフィンテック、インターネットを操って、支店に行かないですむか、というと、そうでもありません。実は日本で今、個人金融資産の68%を持っているのは60歳以上なのです。こういう方々は、スマホを操るのではなく、たとえば杖をついてでも銀行店舗にお越しになる。それに個人資産の運用業務は、相談窓口の行員がお客様の希望を聞いて、いろいろ話し合って決めるわけで機械にはできません〉

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