重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

日本製鉄「呉製鉄所」高炉休止で囁かれる次の閉鎖候補

公開日: 更新日:

■整備過剰感は否めず…

 これに対応して日鉄ではすでに旧住友金属工業の小倉製鉄所(福岡)の高炉1基(粗鋼年産能力118万トン)を21年3月末で閉鎖することを決定。4月には今の国内16製鉄所・製造所体制を「九州」「瀬戸内」など6製鉄所体制に組織再編する方針も打ち出しているが、こうした施策だけでは設備過剰の解消には不十分と判断したもようだ。

 呉製鉄所には現在、約1000人が勤務。関連企業や協力会社を含めると所内で約3300人が働いているとされている。仮に全面閉鎖となればこれら一連の雇用に「悪影響が出るのは必至」(広島財界関係者)で、地元では動揺と衝撃が広がっているという。

 もっとも業界関係者の間では「呉製鉄所を廃棄しても日鉄グループが抱えている生産能力はなお過剰」との見方が少なくない。このため「水面下では次の製鉄所閉鎖に向けた検討が着々と進んでいる」との噂もしきり。ターゲットとして取り沙汰されているのは、1901年に官営で誕生して以来の歴史を持つ八幡製鉄所(高炉1基=粗鋼年産能力360万トン)で、実施されれば北九州地区から高炉の火が完全に消えることになる。

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