小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

2期連続赤字で窮地 名門「レナウン」に買収話が急浮上

公開日: 更新日:

 アパレルの名門レナウンが窮地に陥っている。2月25日に発表された2019年12月期決算は、営業利益が約79億円の赤字となり、2期連続の赤字に転落した。「中国のグループ会社から売掛金53億円が回収できなかったことが響いた」(大手信用情報機関)もので、決算短信に「継続企業の前提に関する注記」が付いた。経営の先行きに黄信号が点灯した格好で、市場では「経営の立て直しに向け、レナウンの買収話が囁かれ始めた」(大手証券幹部)という。

 レナウンは04年に紳士アパレル大手の「ダーバン」と経営統合した。さらに10年以降は中国の繊維大手の山東如意科技集団有限公司が第三者割当による新株発行で筆頭株主となり、山東如意グループ入りしている。

 今回の売掛金回収延滞は、この山東如意グループの恒成国際発展有限公司との取引で発生したもので、「米中貿易摩擦の影響などから(恒成国際発展の)資金繰りが厳しいため支払いが難しかった」(大手信用情報機関)とされる。

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