伊藤博敏
著者のコラム一覧
伊藤博敏ジャーナリスト

1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。

改竄と過剰融資 年収200万円の若年層狙った悪徳商法の手口

公開日: 更新日:

 住宅ローン仲介大手のアルヒと、新生銀行系信販会社のアプラスが手掛けた投資用マンション融資で、かねて指摘されていた審査書類の改ざん、過剰な融資が引き出されていた疑惑を、金融庁が調査することになった。

 報道が相次ぎ、アプラスの社内調査で「改ざん事例が24件見つかった」としながらも、その原因究明がなされていないだけに、金融庁調査の意味するところは大きい。

 これは事件である。そのことはまず、ハッキリさせなければならない。アルヒの投資用マンションの勧誘を不動産販売業者から受けたオーナーは、言葉巧みな勧誘に乗せられて中古マンションを購入。その際、審査の段階で源泉徴収票や課税証明書などが水増し改ざんされていた。

 オーナーから相談を受けている加藤博太郎弁護士によれば、「年収200万~300万円の若年層を狙った悪徳商法で、自己破産者が続出している」という。実際、販売業者の幹部は、「審査を通すために改ざんを行い、評価額の2倍程度の高値で販売していた」とする陳述書を提出。書類偽造、不正融資、違法販売事件である。

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