長谷川高
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長谷川高不動産アナリスト

長谷川不動産経済社代表。著書「家を買いたくなったら~令和版」「家を借りたくなったら」(WAVE出版)は初版から累計10万部を突破。新刊「不動産2.0」(イースト・プレス)で人口減少、供給過剰で大転換期を迎えるマーケットを制するための不動産の必須知識を伝えている。

スルガ銀行の融資基準変更…現金がないと不動産を買えない

公開日: 更新日:

 先日、スルガ銀行の営業担当と話す機会がありました。スルガ銀行というと、「かぼちゃの馬車事件」が一般には記憶に新しいところでしょう。あれは多額の不正融資が問題になりましたが、以前から、不動産業界におけるスルガ銀行の位置付けは、「不動産担保ローンを専門とする銀行の筆頭」「他行が融資してくれない物件にも多少高い金利で融資してくれる」といったものでした。

 筆者のお客さまもこれまでいろいろとお世話になりました。例えば、東京郊外で70年以上続いた呉服屋さんが時流に逆らえず店じまいをした時、40代の3代目社長は新たにビル経営をすることを決断。そこで三軒茶屋に手頃な店舗ビルを買うことにしました。しかし、中古ビルの全額を現金でというわけにもいかず、売買金額の約20%を取引銀行から融資してもらうことになりました。逆に言えば総額の80%は現金なのですが契約の直前になってその取引先の地銀や信金、かつ地元メガバンクも融資を断ってきました。理由は簡単で、売買対象のビルが購入時に空きビルだったからです。周辺の事例からもすぐにテナントが埋まるのは容易に想定できたはずなのですが「その類いのリスクを取れない」と言うのです。そこでスルガ銀行に打診したら金利は割高でしたがすぐに融資の了解を得られました。今回そのスルガ銀行の担当者が来社し(一連の事件後)「社内の体制や融資ルールが一新された」と言うのです。その内容を要約すると、

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