すい臓がんのスペシャリスト なぜ起業を思い立った<後>

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がんリスク検査「サリバチェッカー」開発 砂村眞琴さん

大泉中央クリニック院長でサリバテック代表取締役の砂村眞琴さん(C)日刊ゲンダイ

「すい臓は面白いぞ」

 研修医時代に出会った恩師の一言で、東北大学医学部に入局。発見した時には手遅れであることが多く、手術も難しいすい臓がんの治療のために、全精力を傾けた。

「最も夢に近づいたのは遺伝子治療。がん細胞だけで増える特殊なウイルスを使って実験したら、見事に… 

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