真保紀一郎
著者のコラム一覧
真保紀一郎経済ジャーナリスト

西友<下>“楽天経済圏”を拡大 20%出資する最大の狙いは?

公開日: 更新日:

 今後は楽天は西友の店舗でアプリを利用した買い物・決済・配達・キャッシュレス決済・オンラインと実店舗を融合したサービスなどの実証実験を行っていくはずだ。日本では初めての本格的無人店舗を展開する可能性もある。楽天にしてみればDXによってどれだけ小売業の生産性を上げられるか、西友を通じて学ぶことができる。そしてそこで得た知見やノウハウを楽天DXソリューションを通じて外販していく。

 楽天にとって最大の目標は楽天経済圏の拡大だ。楽天のDX支援を受けた小売業で買い物すれば、楽天ポイントが付与される。こうした店舗を全国に増やすことで、リアルでもオンラインでも楽天を利用してもらおうということだ。それによって集まったビッグデータが、次のビジネスを生んでいく。

 ただし、実験場として位置付けるには現在の300店体制は多すぎる。これはKKRにとっても同じで、上場するには老朽化店舗や不採算店の閉鎖が不可欠だ。つまり今後、西友の店舗削減は必然といっていい。

 ウォルマート流経営からDX経営へと舵を切る西友。ただしその効果を最大化するためにも大胆な構造改革は不可欠だ。構造改革には痛みがつきまとう。その痛みに耐えて初めて、西友は再生の道を歩むことが可能となる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    MISIA「君が代」斉唱は絶賛だが…東京五輪開会式で“大損”させられた芸能人

  2. 2

    【バド】桃田賢斗に「裸の王様」と指摘する声…予選敗退は“まさか”ではなく必然だったか

  3. 3

    上田晋也がコロナ感染…五輪キャスター+レギュラー7本の日テレに大激震!

  4. 4

    メダルラッシュでも広告入らず…東京五輪スポンサー大手紙の誤算

  5. 5

    五輪開会式やはりブーイング噴出、パクリ批判まで…米国でも視聴率最低で閉会式は大丈夫?

  6. 6

    A.B.C-Zの河合郁人が“MC力”で頭角 ジャニーズ五輪キャスター勢の新星に

  7. 7

    「やっぱり離婚」で気になる市村正親の体力と篠原涼子の女優の価値

  8. 8

    有村架純と大相撲・明生関に交際情報 所属事務所が“強烈かち上げ”激怒の全否定

  9. 9

    有村架純は岡本圭人との復縁説をスルー…交際報道の“もう一人の当事者”明生は沈黙

  10. 10

    【スケートボード】史上最年少金・西矢椛と銅・中山楓奈 メダリスト2人の“家庭の事情”

もっと見る