トリゼンHD 河津善博社長<3>養鶏場は1つに絞り、飲食店を38店舗に拡大 鶏糞の肥料化も

公開日: 更新日:

「ただ、肥料市場は飽和状態で需要が伸びない。だから海に着目しました。実は、公害対策による排水規制等で近海はきれいになりすぎて貧栄養状態になっているのです。その結果、牡蠣やアサリ、海藻が育たなくなってしまった。私は広島大学名誉教授の山本民次先生らとともに華煌らを利用した海専用の肥料『モフ デラックス』を開発。これが植物性プランクトンを捕食する牡蠣やアサリの成育を促すと科学的に証明されて注目を浴びています。また海藻や藻場の生育にも適しているとして少しずつ利用が増えているところです」

 海用の肥料はビジネスとしてだけでなく、環境対策として行政にも取り入れてほしいと説明しているという。

「人間万事塞翁が馬が私の座右の銘。失敗や苦労ばかりですが何がどう転ぶかわからない。だから、これからも自分を信じて歩んでいきたいですね」 (おわり)

(ジャーナリスト・中川明紀)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意