マツダCX-5フィールドジャーニーで大雪の東京を走る…かなりの安心度!
マツダCX−5 フィールドジャーニー(車両価格:¥3,234,000/税込み~)
年始たまたま借りていたマツダのミディアムSUV、CX−5の新作特別仕様車、フィールドジャーニー。先日の東京の大雪の日に、見事返却のタイミングを迎えたので、細心の注意を払いつつプチ雪道テストを敢行した。
フィールドジャーニーは太くガッシリしたフロントグリルや抑揚のついたバンパーなど、CX−5全体の商品改良と同時に生まれた特別グレードだ。
主な狙いは、都会的イメージのCX−5にかつてないアウトドアイメージを持たせること。クールで流麗なマツダデザインはカッコいい反面、ドロや雪が似合わないと言われていた。しかし前述デザイン変更と同時に、フィールドジャーニー専用のボディカラーや装備を持たせ用途をひろげている。
全車オールシーズンタイヤを装着
エクステリアはバンパーやサイドシル下部に、黒い樹脂パーツとシルバー加飾を施してタフな印象に。アルミホイールもマッドなグレーメタリック色で全車オールシーズンタイヤを装着。ボディーカラーも砂の色を模した「ジルコンサンド」を追加。山や川が似合う色合いだ。
走りに関しては全車4WDのみでエンジンは2ℓガソリンと2.2ℓディーゼルの二択。インテリアも人工皮革と上質バックスキン風素材で覆われたシートや蛍光イエローで塗られた専用パーツを装着。
商品改良で扱いやすくなった二重構造のラゲッジルームにも、専用の汚れに強い防水加工がなされてアウトドアムードたっぷり。
雪で多少ぬかるんだ道も安心してグイグイ
肝心の東京の雪道だが、今回乗ったフィールドジャーニーの2.2ℓデーゼルモデルはパワー十分。ピークパワー&トルクは200ps&450Nmもあり、雪で多少ぬかるんだ道も安心してグイグイ走れる。
気になるタイヤの滑り具合だが、標準のオールシーズンタイヤは予想以上の走破性。日陰の凍った凍結路は難しいので避けたが、それ以外の降り積もった雪道やほぼ溶けかかった積雪路も問題ナシ。
ただし、くれぐれも注意していただきたいのは、一度溶けて夜に再び凍った凍結路。この手の道はスタッドレスタイヤ以外のオールシーズンタイヤでは荷が重い。過信せずに、通るのは避けていただきたい。
ヘビーなスキーヤーやキャンパーの選択肢に
さらにフィールドジャーニーがいいのは、新たなドライブモードセレクトで選べるオフロードモード。これまでスタックしていた滑りやすい道でも、巧みな駆動力配分で抜けやすくなっている。
汚れに強いシートやラゲッジも早速効果を実感。吹き込んだ雪や簡単な汚れも全然気にならなかった。
これまでヘビーなスキーヤーやキャンパーにはワイルドなトヨタRAV4などが人気だったが、今後CX-5フィールドジャーニーももう一つの選択肢として考えてもよいだろう。