日本コークス×ユシロ化学工業 生活を支える石油・石炭製品大手2社を比較
われわれの生活に欠かせない企業はたくさんあります。なかでも、インフラに関わる石油・石炭製品は重要な分野です。
今回は、この石油・石炭関連の大手、「日本コークス」と「ユシロ化学工業」の社員待遇を比較してみます。
日本コークスの歴史は、1889年に三井組が大蔵省から官営三池炭鉱の払い下げを受けたことに始まります。1950年代半ばにコークス事業に進出。国内外に多数の鉱山を持っていました。現在はコークス製造で収益を高め、石炭の輸入販売や粉粒体機器、資源リサイクル、不動産、物流サービスなど多角的な事業展開をしています。
ユシロ化学は、1944年の設立。油脂と蝋の精製加工、金属加工油剤の生産からスタートしました。金属加工油剤は国内トップで、自動車メーカー向けに圧倒的な強さを誇ります。またビルメンテナンスではフロアコーティングワックスを供給。オフィスや病院、学校などのメンテナンスを手掛けています。
業績はどうでしょうか。21年3月期(連結)で比較してみます。売上高は日本コークスが879億円、ユシロ化学が317億円。営業利益は70億円と11億円、純利益は40億円と10億円です。