衆院・赤坂議員宿舎「10%値下げ」に批判殺到! 家賃は相場の4分の1と格安、理由も超非常識
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資源高、円安により食品や日用品をはじめさまざまなものが続々と値上げされる中、地方選出の衆議院議員の住まいである東京・赤坂の議員宿舎が、4月から10%ほど値下げされることに批判が集まっている。
赤坂議員宿舎は、都心の超一等立地にある地上28階建ての300戸あるタワーマンション。約80平方メートルの3LDKで13万8066円の家賃が、今回12万4652円になるという。
「この辺りの同レベルの住戸の家賃相場は50万円ほどです」(地元の不動産業者)
というように周辺相場からすると超破格だが、2007年4月の入居開始時の家賃はなんと9万2213円。12年には8万4291円に値下げされ、今よりさらに格安だったことで批判が集まり、段階的に値上げされて現在に至っている。値下げ理由は、築年数が15年経過することによる措置だという。
「今回、建物の耐用年数からくる固定資産税における減価償却という考え方を無理くり反映させたものと考えられます。しかし、家賃は周辺相場の4分の1程度とすでに安い上に民間の場合、空室が埋まらない郊外の物件でもない限り、築15年経ったからといって家賃が10%も値下げされることはまずありません」(不動産アナリスト・長谷川高氏)