「空間デザイン心理学」とは…ソファの位置で離婚も!間取りと家具の配置で人間関係は変わる

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高原美由紀(1級建築士)

 なぜか近ごろ家族仲が良くない、仕事がうまくいっていない──それ、原因は住まいの間取りかもしれない。

「空間デザイン心理学」とは、人々が自然と望む人生を実現できるような空間を設計する学問。創始者である高原美由紀さんは、この学問がどのように人々の人生に影響を与えるかを語る。

「単に幸せになることやお金を稼ぐことではなく、個人が本当に望む人生に近づけることが狙いです。というのも人は自分が本当に望んでいることに気づいていないことが多いからです。例えばシャンデリアや暖炉を欲しいと思う背後には、自己肯定感を満たしたいといった感情が隠されている場合があります。しかしそれに気づかないまま家に設置しても、根本的な解決にはなりません。通常の住まいづくりでは、専門家がそこに疑問を挟むことはありませんが、空間デザイン心理学においては深層心理下にある本当の感情に焦点を当てます。感情とその人の真のニーズを明らかにし、それに基づいて空間をデザインするのです」

 例えば、リフォームをしたいと相談に来た女性。よくよく話を聞いてみると、実は家族とのコミュニケーション不足を解消したいというのが真のニーズだと高原さんは気づいた。そこで家族との会話が自然と増える家具の配置を提案。家族円満を実現するだけでなく、無駄な出費も抑えられたという。

 気になるのは、なぜ間取りを工夫するだけで家族関係が良好になるのかだ。そのメカニズムを高原さんはこう説明する。

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