えっ、この狭さでLDK? 最低限知っておきたい間取り図の略語
マイホームを探す多くの人は、不動産業者に物件を案内されたり、モデルルームを見学して購入を決めている。そのときに、住まいのちょっとした基礎知識を身に付けておくことが「成功」と「失敗」の分かれ目になる。
LDKがリビングダイニングキッチンの略であることは多くの人が知っているだろうが、では、LDKやDKの広さはご存じだろうか。
業界の決まり事としては、DKは4.5畳以上で、LDKは8畳以上となっている。最近は、ファミリータイプのマンションであれば、LDKが10畳以上の物件が増えているが、逆にとても8畳分はない狭さなのに、LDKと表示されている物件も少なくない。ちなみに、1畳は1.62平方メートル以上とされているので、8畳大であれば、12.96平方メートル以上ということになる。
疑わしい場合は、現地で実際に計測してみて、とてもその広さがないことがわかったら、退散した方がいい。そういう物件を平気で「LDK」と称して販売する業者は信用ならないからだ。
間取り図の部屋の記述に関してはBR(ベッドルーム)、MBR(メインベッドルーム)などの表記に加え、窓がないなどの理由で居室として表記できない場合には、S(サービスルーム)、N(納戸)などと記載することになっている。