著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

ENEOS HD(下)杉森会長退任で露呈したガバナンス機能不全 3人の女性社外取締役なぜ沈黙

公開日: 更新日:
ガバナンスは機能不全だったか(C)日刊ゲンダイ

 企業活動において人権の尊重が不可欠となった。政府は9月、企業が取引先を含めたサプライチェーン(供給網)全体で人権侵害を把握し、対策をとるための指針をまとめた。「あらゆる人権侵害を許さない」という、経営トップの決意が何よりも重要である。

 その意味でも、ENEOS前会長・杉… 

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