バスクリン 三枚堂正悟社長(1)「目標を高く持つ」精神はサッカーで培った

公開日: 更新日:

 バスクリンは、看板商品である入浴剤と同名の会社である。

 90年以上ものロングセラーを誇る「バスクリン」は2019年、粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売り上げで「ギネス世界記録」に認定されるという快挙を成し遂げた。

 近年では「日本の名湯」や「きき湯」も人気ブランドに成長している。

 入浴剤の起源は、1897年に津村順天堂(現ツムラ)が発売した「浴剤中将湯」。

 婦人薬「中将湯」の製造で余った生薬を社員が風呂に入れたところ、体が温まったことがヒントになって開発された。

 この入浴剤は、冬はよく温まるが、夏は暑くて汗が止まらなかったため、1930年、夏用入浴剤として開発されたのが「バスクリン」である。

「浴剤中将湯」は生薬を刻んだものだったが、「バスクリン」の有効成分には、主に温泉成分である芒硝が使用された。

 このような歩みから分かるように、同社の入浴剤は生薬や温泉などの天然成分を応用した素材・製品開発に特徴がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった