自立の 川崎孝介代表(1)知育おもちゃのサブスクから障害者の“自立支援”まで
小さな子どもの健やかな成長に欠かせない、知育おもちゃ。一方でどんどん数が増えてしまい、家が片付かなくなる厄介者でもある。そこで年齢に応じた知育おもちゃを定期的にレンタルし、不要になったら返送してもらう、知育おもちゃのサブスク「ChaChaCha」を始めたのが、自立の株式会社だ。
障害がある子どものデイサービスや、障害がある大人の就労支援施設も経営する自立の。代表の川崎孝介氏は、どんな思いから事業を展開してきたのだろうか。その子ども時代から振り返ってみよう。
川崎氏は1989年、船橋市で長男として生まれた。
「家は中山競馬場近くの住宅街にありました。父はそこを自宅兼事務所にして、ポリエチレン卸を扱う小さな会社を経営していました」
幼少期の川崎氏は、とにかく自分の欲望に素直な子どもだったと、本人は振り返る。
「スーパーの店頭にリンゴやみかんが並んでいる。欲しいと思ったら、勝手に取って食べていました。請求は、後で親に回っていました」と笑う。
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