トラストバンク 川村憲一社長(1)衝撃的だった中国の学生の勤勉さ「いつか日本は抜かれる」
川村は中国で語学の勉強をしながら日本語を教えるアルバイトをしていたが、中国で生活できるような職を見つけることはできず、日本に戻り復学。大学を卒業すると静岡県に本社のある食品商社に入社した。
「群馬営業所に配属され、ここで営業のイロハを教えてもらいました。ただ、いずれ社長になりたいと思っていたので、何年か働いているうちに、この食品商社は同族企業で、自分は社長になれないということが分かり、転職することを決めました」
その後「起業家輩出機関」との異名をとる「ベンチャー・リンク」社に転職することになる。 (つづく)
(経済ジャーナリスト・松崎隆司)