前売りが始まったのに…万博協会は「チケット販売」「ID登録者数」なぜヒタ隠す?

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■盛り上げに国費38億円投入

 肝心の情報はウヤムヤにする一方、機運醸成には余念がない。チケット販売にあわせたキックオフイベントで、西村経産相は「(チケットを)合計10万円分購入しました」と爆買いアピール。大阪の吉村府知事も自身のX(旧ツイッター)に、チケット購入完了の画面を載せて〈僕も早速プライベート用で購入しました〉と投稿した。金額を明かしていないあたり、西村大臣より気合が足りてへんのちゃう?

 ちなみに、ライドシェア導入で吉村府知事の同志である小泉進次郎元環境相の購入枚数は「4枚」だ。

 万博協会はどういうわけかIDの登録者すら明かさないが、“宣伝費”にも多額の国費がつぎ込まれている。

「万博協会だけでも昨年、広告宣伝費に約3億円を支出。加えて政府は今年度補正予算を含め、38億円も『機運醸成の費用』に計上しています。人気タレントを起用したイベントやCMを打つなど、盛り上げに必死です。もしチケットの売り上げが好調なら、ID登録者数も販売実績も速やかに公表するのではないか」(府政関係者)

 もろもろ、ちゃっちゃと公表せんかい!

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