著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(153)金丸の金庫番秘書は会見ベースで正直にしゃべった

公開日: 更新日:
1992年12月には国会で喚問された金丸信前秘書の生原正久氏(C)日刊ゲンダイ

 特捜部の捜査は、先に触れたように新潟県知事の金子清の政治資金規正法違反事件と金丸信の5億円闇献金事件を同時並行で行った。先行したのは金子事件だった。

 特捜部各検事の「捜査結果・予定表」によると、特捜部は1992年の8月中から、金子や側近の選対関係者を政治資金規正法違… 

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