“辰年天井”に始動する「お宝株」を一挙公開! テーマ別に厳選52銘柄はコレだ

公開日: 更新日:

輸入コスト削減で業績拡大

 23年12月上旬、ドル円相場が急激に円高方向に振れた。日米金利差の縮小を先読みした円高で、日経平均は大きく値を下げた。そんななかで“円高メリット銘柄”だけはグーンと跳ねた。1ドル=145円台から一気に142円台まで円高が進行した12月8日、日経平均は前日比で550円(1.68%)下落。一方、円高により輸入コストの低下が見込めるニチレイは203円(6.15%)も上昇した。

 ニチレイと同じように円高メリットが見込めるニトリホールディングスは1.14%、ワークマンは3.31%アップ。「業務スーパー」の神戸物産も1.16%上昇だった。

「新年は円高傾向が続くでしょうから、円高メリット銘柄に注目すべきです。資材や食料などを輸入する企業の業績拡大は間違いありません」(市場関係者)

 鉱業の住石ホールディングス、非鉄金属の住友金属鉱山、紙関連の日本製紙なども関連銘柄。ちょっとユニークなところでは100円ショップのセリアもいい。紳士服の青山商事はダイソーと一緒に「ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA」を展開。意外な円高メリット企業だ。

■株価100%アップを狙う

 耳慣れないかもしれないが新年は“マルチバガー”銘柄が市場で話題になりそうだ。テンバガーは株価10倍。マルチバガーは株価100%アップ銘柄のこと。つまり株価2倍だ。

 米ゴールドマン・サックス証券は「2024年の展望」リポートで取り上げた。マルチバガーを狙える銘柄は、電力・半導体向け純水製造装置で知られるオルガノ、電子顕微鏡で世界一の日本電子、ミニショベルなど建機の竹内製作所など。

 銘柄選びに困ったら、とりあえずマルチバガー候補から選ぶ手はありそうだ。

 相場格言の辰巳天井は、前年の「卯年」に株価上昇が始まり、辰年か巳年のどこかで高値をつけるという意味。新年から株価は天井に向けた動きがスタートする。日経平均4万円は通過点に過ぎないかも……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情