投資の売買タイミングに迷ったら…「アノマリー」を知っておくと負けにくくなる?

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 実際に2023年1月は4年ぶりにS&P500が上昇した。そして年間では約24%の上昇となりアノマリーは当たったことになる。今年の1月も約2%上昇している。アノマリーを信じるなら、今年のS&P500も強いといえそうだ。

 日経平均株価はどうか。日経の指数公式サイトには1年365日の日別の騰落率が掲載されている。1949年から現在までのデータを検証したもので、日別に上昇確率が示されている。たとえば2月で勝率が最も高いのは11日の80%、2番目は25日の74%だが、いずれも休日で取引がないため、今年は生かせない。3月は15日が最も勝率が高く68%となっている。

 日経平均株価の騰落率を月別に見ると8月、9月に下がりやすく、4月、11月、12月に上がりやすいとのデータもある。下がりやすい月に買って、上がりやすい月に売るのも一つの戦略になりうる。1年間の売買サイクルの参考にしてみてはどうだろうか。

(ジャーナリスト・向山勇)

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