3月1日から就活がスタート…進む“売り手市場”での人材確保のキーワード「オヤカク」って何?

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「学生の売り手市場で今年は例年より早期化が進んでいます。昨年夏ごろには『今から選考が受けられる』と早期選考で学生を囲い込み、内定を出す企業も見られましたが入社を承諾しない学生も出ている。内定を受けたのは本命企業へ就活の練習代わり、また保険という意識があるんです」

■36.5%の企業で辞退者が

 24年採用では内定辞退者の増加が注目された。「辞退率40%とコロナ以降高水準が続いている」といった企業側の声が少なくなかった。実際企業へのアンケートで「内定辞退者がかなり増えた」が11.4%、「やや増えた」は25.1%と合わせて36.5%の企業で辞退者が出ているのである。

「今年もこの傾向は変わらず、内定辞退者の確保に苦戦する企業は増えるでしょう」(前出の吉田氏)

 今年の就活では「オヤカク」をはじめとする内定辞退防止策を重点的に行う企業が増えることは間違いない。一方、企業にとって採用後の対応も大きな共通課題になっている。厚生労働省が発表した、新規学卒者の就職後3年以内の離職率は32.3%、100人未満では4割を超えているのである。先の常見氏が言う。

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