著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(227)「一攫千金をもくろんだ」と裁判所は平和堂不動産社長を断罪

公開日: 更新日:
東京佐川急便に対する特別背任で懲役5年(C)日刊ゲンダイ

 そして判決。裁判所は検察に軍配を上げた。1993年12月9日、東京地裁は、特別背任罪などに問われた平和堂不動産社長に対し、懲役5年(求刑懲役7年)の実刑判決を言い渡した。

 注目されたのは、平和堂不動産社長が東京佐川元社長の渡辺広康への裏金還流を認めた供述調書を「検事の作… 

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